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トップ > OL・キャリアウーマントップ > 『ブラタモリ (2) 富士山 東京駅 真田丸スペシャル(上田・沼田)』

『ブラタモリ (2) 富士山 東京駅 真田丸スペシャル(上田・沼田)』

雨読夜話

ブラタモリ (2) 富士山 東京駅 真田丸スペシャル(上田・沼田)
ブラタモリ (2) 富士山 東京駅 真田丸スペシャル(上田・沼田)
NHK「ブラタモリ」制作班
KADOKAWA/角川書店 2016-07-29

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NHKで放送されている教養バラエティ番組「ブラタモリ」を書籍化した作品の第2巻。
第1巻が期待にたがわず面白かったので、続けて読んだ。

本書では富士山、東京駅、大河ドラマ「真田丸」にちなんで主演の堺雅人とともに上田・沼田を訪れた回を扱っている。


富士山は4つの山が積み重なって構成され、3つ目の山と現在の山が重なって存在していた時期があったのが、噴火で3つ目の山だけが崩れて現在の形になったことが書かれていて、全く知らなかったので驚く。

また、雪代という氷雪交じりの土石流がしばしば発生するのにギザギザしていないのは、噴火で溶岩が流れることでお色直しの効果があるためともいうことで、自然の驚異だと感じる。

高所が苦手なタモリは空気の薄さなどに苦しんだりしているが、宝永火口という江戸時代の噴火によって古い富士山の頂上が出ている火口を気に入ったり、山小屋でラムネを飲むなど楽しんでいることが伝わってくる。


東京駅では地下通路や地下街を建設する上でできた、既存の地下鉄やライフラインに影響を与えないための工夫としてできた、段差や傾斜などが多く解説されている。

自動車用の地下通路として先行で建設に着工したのが中止になったために空いた地下空間が発見され、それを取材しているところも出てきて、ニュースになったことを思い出した。

そして大岡越前で知られる南町奉行所跡や、江戸時代の堀や石垣の跡など、江戸時代の遺跡についての話も面白い。


上田と沼田のところでは、タモリが大好きで本シリーズでお馴染みの「河岸段丘」の典型的な地形が出てきて、タモリのテンションが上がっていることが文章と写真からも伝わってくる。

上田では真田氏時代の石垣と、その後に領主となった仙石氏時代の石垣が重なって存在したり、堀の跡にすっぽり収まる形でグラウンドや野球場が造られていること、目の前の山が虎空蔵山城(こくぞうざんじょう)という上杉氏の砦があったことに堺雅人が衝撃を受けているところなどが印象に残る。

沼田では河岸段丘の上の台地に平地が広がっていることや、弱点である水利を解決するために造られた用水路における工夫、近代に鉄道を建設しづらいこの土地で利根軌道という鉄道が7年間利用されていた話などが出てくる。

ここではタモリがある坂道に「ようやっと坂」と名づけ、地元の人々がこれにちなんだ商品製作や観光スポット化を計画しているとスタッフの話に出てきて、少しあざとい感じはあるが面白い。


前作に続いて、本書もかなり楽しんで読むことができた。
タモリが引退したがっているという説が出ているようだが、他の番組はともかく、この番組は続いてほしいと思っている。






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