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『ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下)』

雨読夜話

ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下) (新潮文庫)
ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下) (新潮文庫)
塩野 七生
新潮社 2002-09-01

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塩野七生による『ローマ人の物語』シリーズのうち、ユリウス・カエサルが歴史の表舞台に登場する直前の時代を描いている作品。

「同盟者戦役」や小アジアにある同盟国ポントスのミトリダテス王によるローマの統治力低下に付け込んでの反乱の動き、マリウス派とスッラ派に分かれての粛清を伴った抗争など、ローマの混乱は続いている。

その後マリウスよりも若くて長生きしたスッラが政権を握って無期限の独裁官に就任し、反対派の弾圧に乗り出したことで若き日のカエサルも逃亡を余儀なくされている。
このスッラは武力でも政治力でも卓越した能力を持っていたが、時代の変化を読む能力が低かったのか元老院中心の反動的な体制を構築している。

そしてスッラの死後は彼の部下たちの中からポンペイウスが台頭し、スペインで反乱を起こしたマリウス派の残党との戦い、レバント地方を根拠とする海賊団の退治、老獪な戦略家として長年ローマを苦しめてきたミトリダテスとの決戦など、はなばなしい活躍をしていく。

順風満帆なポンペイウスだったが・・・というところで本作は終わる。
次がカエサルが活躍するところになるので、こちらも読んでみる。






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